次回開催は2025年3月を予定しています。
詳細は今しばらくお待ちください。
クロスパル高槻8階イベントホール
講演1: |
「正しく知ろう!糖尿病」 14:00~15:00 講師:糖尿病内科部長 錢林 雅子 先生 |
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講演2: |
「はじめよう!フットケア~自分でできる足のお手入れ~」 15:10~16:00 講師:みどりヶ丘訪問看護ステーション 安田 敦子 看護師 |
クロスパル高槻8階イベントホール
講演1: |
「その足の付け根の膨らみはもしかして鼠経ヘルニア?~いわゆる脱腸について~」 14:00~15:00 講師:外科副部長 荒木 康伸 先生 |
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講演2: |
「この爪どうする!?陥入爪について」 15:00~16:00 講師:皮膚科部長 小谷 はるみ 先生 |
クロスパル高槻8階イベントホール
講演1: |
「骨粗鬆症とはどんな病気?~骨折予防と治療について~」 14:00~15:00 講師:整形外科医師 小池 宏典 先生 |
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講演2: |
「便秘とうまくつきあおう」 15:00~16:00 講師:消化器内科部長 占野 尚人 先生 |
クロスパル高槻8階イベントホール
講演1: |
「人工股関節手術を受けるべき時期」 14:00~15:00 講師:整形外科部長 藤岡 幹浩 先生 |
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講演2: |
「もしかして脳卒中?」 15:00~16:00 講師:脳神経内科部長 三間 洋平 先生 |
A :血圧症、糖尿病、脂質異常症、不整脈、喫煙、過度の飲酒、肥満などが代表的な脳卒中発症の危険因子です。まずは脳卒中の原因となる危険因子を持っているか持っていないかを確認する必要があります。毎日の適度な運動習慣や体重管理、規則正しい生活を基本として、喫煙者は禁煙、飲酒量の多い方は節酒を心掛けてください。高血圧症の方は家庭血圧を測定していただき外来主治医と相談してください。すでに脳梗塞や狭心症・心筋梗塞など血管の病気に罹ったことのある方は、再発予防のために危険因子のコントロールに加え、病院で処方されている薬を飲み忘れたり、自己中断することのないよう心掛けてください。
A :継続が必要な方が多いのが現実ですが、血圧のコントロール次第で薬剤の減量や中止する方もいます。たとえば塩分制限や肥満の方は体重を減量することで血圧コントロールの改善が期待できます。
A :手の震えは加齢によるものから何かしらの疾患によるものまで原因は複数ありますので心配でしたらご遠慮なく外来を受診してください。
A :日本脳卒中データバンクの報告★では2021年の1年間に発症した脳梗塞は男性が58.5%,女性が41.5%、脳出血は男性が54.1%, 女性が45.9%、くも膜下出血は男性28.7%, 女性71.3%でした。なお脳梗塞発症の性別差は加齢に伴い減少する傾向にあります。
引用★『脳卒中レジストリを用いた我が国の脳卒中診療実態の把握(日本脳卒中データバンク)報告書2022年』
A :耳鳴であればまず耳鼻咽喉科を受診していただくのが良いかも知れません。ただし脳血管の病気の症状として出ることがありますので、これまで検査を受けたことがないようでしたら脳神経内科または脳神経外科の外来に相談してください。
A :『ふらっとする』感覚は脳に限らず様々な原因により起こりえます。そのため診察してみないと何とも申し上げることができません。脳神経内科の外来でも診察可能ですからご遠慮なく相談してください。
A :難聴の原因の多くは耳鼻咽喉科の疾患ですが、脳卒中が突然の聴力低下の原因になることがあります。急に難聴が出現した場合はすぐに医療機関を受診することをお勧めします。一方、徐々に聴力が落ちてきた場合、緊急性は乏しいと思います。
クロスパル高槻8階イベントホール
講演1: |
「胃カメラ、大腸カメラで癌を治す~ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)~」 14:00~15:00 講師:消化器内科部長 占野 尚人 先生 |
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講演2: |
「動脈硬化だけでなく 静脈疾患治療も含めた医療を」 15:00~16:00 講師:循環器内科医長 羽野 嘉文 先生 |
A :人それぞれで、部位によっても違いますが3mm前後と言われています。万一ESDで胃袋を貫通した場合の対処方法を教えてください。
A :穿孔(胃に穴があく)した場合は通常クリップというはさむ道具で穴をとじます。終了数時間後~数日後に穿孔した場合や、内視鏡的に閉鎖できない場合は外科手術が必要になる場合があります。
A :ポリープというのは形態を表す言葉なので、良性の場合も癌の場合もあります。胃炎と癌は病理学的(顕微鏡で見て)に異なるものです。良性ポリープと胃炎と癌はかなりの割合で内視鏡的に診断できますが、一部困難なものもあり、最終的には病理検査で確定診断となります。
A :ぜひ継続してください。胃の萎縮(炎症後の状態)の状態によっては毎年でもいい場合があります。
A :虫垂癌の診断は非常に困難と言われています。たまたま内視鏡ですごく早期に見つかり、外科で手術してもらった経験はありますが、虫垂の粘膜全体を観察できないことが普通ですので早期発見は難しい場合もあります。
A :基本的にはピロリ菌は除菌した方がいいと思います。除菌すると胃酸が増えるので、難治性の逆流性食道炎の方は除菌しない方がいい場合もあると言われていますが、大多数の方は除菌するメリットの方が大きいと思います。
A :ピロリの抗体価は高くても低くてても陽性ならピロリがいることしか表していません。バリウムでは進行癌は見つかりますが、早期癌や胃炎の状況まで診断するのは困難です。バリウムで再検査になるのは癌が疑われる場合ですので、その状況は決して不思議ではありません。
A :胃の波立つようなものというのはヒダだと思いますが、ヒダがあるのは普通ですので、あるだけで異常ではありません。
A :大人になっての再感染はかなり少ないので、一度検査を受ければ特殊な状況以外では再検査不要です。
A :診察しないと判断できませんので、是非水曜日午後からの静脈瘤外来へ受診ください。
A :本的には塩分摂取量が多いことが原因になります。塩分と水分が結びつくことで血圧が上がる体の仕組みになっているためです。
A :糖尿病はインスリンの効きが悪くなったり、インスリンが出なくなったりしておこります。問題の多くは食生活にありますので、それを正し、運動習慣が重要になります。その他の原因としては、腫瘍などの病気が考えられますが、その場合は精査が必要です。
A :散歩などの有酸素運動が重要です。散歩は、1回30分以上、週3回すると効果があると言われています。できる範囲・時間・距離からまずは開始していただき、徐々に上記時間での運動ができるようになれば良いと思います。
A :動脈疾患は体の奥に通っている血管なので、表面では分からず、検査でしか確認できません。悪化していき、表面から触れることや、見ることができるようになることはありますが、その場合かなり進行した重度の状態ですのでその前に発見治療が重要です。検査は簡易なものから、大変なものまでありますので、主治医と相談して、まずはできる検査からでもいいので受けてください。
14:00~16:00 クロスパル高槻8階イベントホール
講演1: | 「脳卒中を予防しよう!」 講師:病院長 兼 脳神経外科部長 新井 基弘 先生 |
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講演2: | 「腰痛・足のしびれ・痛みについて悩んでいませんか? ~病気と治療について~」 講師:日本整形外科学会認定 整形外科専門医 小池 宏典 先生 |
A :服薬を中止してめまいが消失していれば、薬剤による副作用の可能性があるのでそのまま中止した方がよいと思います。肩こりの原因については筋肉の緊張が高い可能性はありますが、頚椎のレントゲンで異常があるようなので症状が強いのであれば一度受診していただくことをおすすめします。
A :足底の違和感については腰部脊柱管狭窄症による症状の可能性があります。しかし、排尿・排便障害はないので早急に手術が必要な状態ではないと思われます。マッサージや体操などで血流をよくしたり、冷えないように注意していただき、症状が変化しないまたは悪くなるようなら原因検索のために一度受診していただくことをおすすめします。
A :すべり症とは、腰椎の一部がずれることによって神経の通り道である脊柱管が狭くなり、ふともも、膝から下や足に痛みやしびれなどの症状がでる状態です。脊柱管狭窄症とは、おもに加齢による影響で傷んだ椎間板や変形した骨、分厚くなった靭帯などにより脊柱管が狭くなって、症状がでます。したがってすべり症は脊柱管狭窄症の原因の一つであり、同じような症状がでます。
A :狭窄症では腰痛はあまり強くなく、背筋をのばして立ったり歩いたりするとふともも、膝から下や足に痛みやしびれなどの症状がでます。腰痛のうち原因が特定できる腰痛は20%で、残りの80%は原因がわからないことが多いという報告があります。しかし最近の報告では専門家である整形外科医が詳しく調べると原因がわからなかった腰痛は20%にすぎないともいわれています。
A :下肢がつるとは筋肉が強く縮んで動かせなくなった状態です。ふくらはぎがつってしまうのをこむら返りといいます。
A :腰部脊柱管狭窄症による症状の可能性があります。正確な診断を行ったうえで、薬物療法やブロック注射、コルセット、リハビリテーション、場合によっては手術療法などの治療法が決まると思います。5-6分程度の歩行で症状が出現していますので、MRIなど詳しい検査を受けていないのであれば一度脊椎の専門医の診察を受けていただくことをおすすめします。
A :痛みが消失していれば一度中止してもいいと思います。
A :生活に支障をきたすような痛みや手足に痛み、しびれ、動かしにくさなどの症状が出現しているのであれば一度受診していただくことをおすすめします。
14:00~17:00 クロスパル高槻8階イベントホール
司会: | 内科部長 清水 健太郎先生 |
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講演1: | 「心不全について」 講師:副院長兼循環器内科部長 谷村 光啓先生 |
講演2: | 「動脈硬化について」 講師:循環器内科医長 羽野 嘉文先生 |
講演3: | 「光とレーザー ~レーザーを使用した泌尿器疾患の治療~」 講師:泌尿器科部長 濵口 卓也先生 |
A :血圧は心臓が動脈を通して全身に血液を送り出す圧力で、心臓が収縮して最も高くなった動脈の圧が「収縮期血圧」、逆に心臓が拡張して最も低くなった動脈の圧が「拡張期血圧」です。「高血圧治療ガイドライン2019」では診察室で血圧を測った場合、収縮期血圧が140mmHg以上または拡張期血圧が90mmHg以上あれば高血圧と診断されます。ただし血圧は常に変動しているので、一回の測定だけですぐに高血圧と診断することは出来ません。また病院と自宅で血圧が10~20mmHg変動することも珍しくありません。まずは自宅で朝晩1日2回血圧を測定して、自宅での血圧が常に収縮期で135mmHg以上または拡張期で85mmHg以上あるようなら病院を受診することをお勧めします。
拡張期血圧が高くなる原因としては、手足の先などにある細い血管が「動脈硬化」によって硬くなることなどが考えられます。以前「拡張期血圧」が血圧の評価や降圧目標の設定に重要視されていた時期がありますが、最近では心臓病や脳梗塞になるリスクへの影響は「収縮期血圧」のほうが大きいことが示され、こちらを重視して診療が行われるようになっています。
A :心房細動には、ずっと心房細動が続いている「持続性(永続性)心房細動」と、心房細動が一時的に起きて自然に治る「発作性心房細動」があります。お話からは、おそらく20年前に発作性心房細動を起こされていたのではないかと思われます。現在は脈が飛ぶだけとのことなので、心房細動ではなく「期外収縮」ではないかと考えます。ただ、心房細動になってもすぐに気が付かない患者さんもおられます。心房細動に気付かず放置すると、「心不全」や「血栓塞栓症」などの合併症を引き起こす可能性がありますので、頻回に脈が飛ぶようであれば一度病院を受診されて長時間心電図などの検査を受けるかどうか相談されることをお勧めします。
A :動脈硬化の予防は、高血圧、コレステロール、血糖を適正な値にすることです。 血圧、コレステロール、血糖のお薬が進行を予防します。
A :元の状態には戻りませんが、これ以上進行しないようにすることは可能です。その予防方法は、お薬と生活習慣の改善+有酸素運動です。
A :ステント治療が必要かどうかは、狭さの程度で決まる為、診察+検査にて判断させていただけたらと思います。
A :静脈は圧が低いためか、硬化することは少ないです。バイパス術に使われた静脈は動脈から直接血液が流れる為硬化することがあります。
A :胆石と尿路結石はまったく別の疾患です。胆石は消火器内科、外科が診療をおこなっています。レーザーでの治療は基本的には対象外となります。
A :尿の泡立ちが多い場合は病気である場合とそうでない場合があります。
病気でない場合は夏場などの発汗量が多いときなどに尿が濃縮し尿の粘稠度が高くなり、尿の泡立ちが目立つこともあります。病気である場合は腎臓病のため尿中蛋白の排泄が多くなり、尿の泡立ちが目立つようになります。このような場合は医療機関等を受診し、尿検査等をうけることをお勧めします。また、糖尿病により尿中への糖の排泄が多くなると尿の泡立ちが目立つこともあります。この場合も血糖や尿糖の測定をお勧めします。
ご心配な方は一度医療機関での検尿等の検査を受けてみてはいかがでしょうか?